メンタルケア(5) ウツ急性期体験談①

イノフジ チクワです。
前回の記事で、自分の体験を振り返ってみたいと書きました。
ウツの回復の過程は急性期・回復期・再発予防期に分かれますので
各期の体験を整理し、こうすればよかった・こうしたからよかった・悪かったといったことを整理して少しずつお話したいと思います。
自分にとってはタラレバの話になりますが、今苦しんでいる方にはタイムリーにお役に立てるかもと思っています。
今回からは私の急性期を振り返ってみます。

◆この記事の対象

若手の社会人の方。
後輩や部下の調子が気になる中堅以上の方。
休職を考えている方。
休職中の方。
休職から復帰されたばかりの方。

 

◆具体的な行動への落とし込み

次の章は私の急性期の体験談になります。
自分だけではないんだなと前向きに捉えてもらえるとうれしいのですが、
自分も書いていてそう感じますが、読むと辛くなるという方もいらっしゃるかと思います。
重要なのは、こういうときにこうしておくのがよい、と伝えることだと思いますので、今回はそれを先にお伝えいたします。
次の章は必ずしも読まなくてもよいと思いますので、この章の内容だけでも押さえてみてくださいね。

(1)辛い仕事があるときは・・・

上司・先輩にまず相談しましょう。私の場合は昇進試験が苦痛でした。半ば強制的に受けたのですが、自分の意思を伝えることができればよかったなと、今になって思います。
言いにくいことを伝えるときには事前のロールプレイ等、いくつか方法がありますので、そちらは別の機会に取り上げてみたいと思います。
ここで重要なことは、「辛さを相談してみる」、「自分の意思を伝える」ことです。

(2)死にたい気持ちがあるときは・・・

刺激的な言葉になってしまいましたが、ウツになる・ウツから回復する過程では、こういう気持ちも少なからず持ってしまうものです。
環境次第では衝動的に行動を起こしてしまうような、とても危険な状態だと思います。
強烈なサインですが、行動に移してしまう前に親しい人と話をしてみましょう。
家族・恋人・友人・カウンセラーがベストではないでしょうか。
具体的な気持ちを伝えにくいときは、他愛ない会話でもOK。
「気持ちをひとりで抱えこまない」、「気持ちを逸らす」ことが重要です。

(3)原因不明の体調不良が続くときは・・・

該当科で診察を受けても原因が分からないときは、ウツを疑ってみましょう。病院の先生がそういう見立てで精神科・心療内科を紹介してくれることもあるかもしれませんが、私の場合は高熱や扁桃腺の腫れ、心臓の痛み、お腹の不調、肩の凝り等、いろいろな症状が出ていましたが、いずれも原因は不明。でも精神科等への紹介はしてもらえませんでした。
ある程度患者としても疑いを持ってかかり、ウツが要因ということはありませんか?といった投げかけくらいはしてもよかったかなと思っています。
該当科でのセカンドオピニオンももちろん重要ですので、その点もご留意ください。

(4)ウツかなと思ったときは・・・

早めに精神科・心療内科・カウンセリングを受診しましょう。早めの受診で悪いことは一切ありません。
ウツの急性期では上記のような気持ちが出てきたり、体調不良が続いたりします。私の場合はうすうすそうではないかと感じてはいたのですが、朝身体が動かず会社に行けなくなる事態まで受診することができませんでした。
抵抗はあるかもしれませんが、早期発見・早期治療はウツでも基本です。

 

◆イノフジさんのウツ急性期体験談①

私の場合急性期は約1年間続きました。その後の回復期が1年3ヶ月ほど。
急性期の1年間で起こったできごとやそのときの症状等を紹介していきたいと思います。
振り返ってみて思うのは、あれが身体や心から出ているサインだったんだなということ。
もう少し早く行動を起こしていれば、長期休暇に至らずに済んだかもしれません。
この体験談は、自分もそうかもと気付きのキッカケになれば、という気持ちで紹介いたします。

まず最初のできごとは「昇進試験」に関わることでした。
私の勤めている会社では、昇進試験は希望者が受けるものとなっているのですが、
意思はほとんど反映されず半ば強制的に受けることになっていました。
私も希望はしていなかったのですが、流れで受けることに。
試験は論文と面接。準備不足で論文に取り組んだこともあり、上司の鬼のような手直しが入りました。
できあがっていくのはもはや自分の論文ではありません。
なんでこんなことやってるのかなという気持ちを押し込めながらの日々。
ここで上記(1)のことをできればよかったのにと今では思います。。
上司に伝えにくくても、乗り越えてきたであろう先輩には相談できたのかもしれません。
もしくは最初に試験を希望しない旨を伝えられていたら・・・

また、論文を作成していく上で土日出勤、深夜残業が続き、不眠の症状が出てきました。
深夜に会社を出て、近くのコンビニでサンドイッチを買い、歩きながら食べて帰り、ベッドでは眠れず、徹夜状態で出勤という日々。
ついには会社の行き帰りに事故にでも遭ってしまえばいいのにと思うようになっていました。
故意に道路に飛び出してみようか、などと考えたものです。。
結局行動には移さずでしたが、ここで上記(2)のことをできれば苦しい思いを軽減できたのかなと思います。

 

体験談については、4回に分けてご紹介します。

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