メンタルケア(8) ウツ急性期体験談④

イノフジ チクワです。
ここのところ紹介してきた私のウツ急性期体験談。
今回はラストの4回目。
トドメとなった出来事のお話です。

◆この記事の対象

若手の社会人の方。
後輩や部下の調子が気になる中堅以上の方。
休職を考えている方。
休職中の方。
休職から復帰されたばかりの方。

 

◆具体的な行動への落とし込み

次の章は私の急性期の体験談になります。
自分だけではないんだなと前向きに捉えてもらえるとうれしいのですが、
自分も書いていてそう感じますが、読むと辛くなるという方もいらっしゃるかと思います。
重要なのは、こういうときにこうしておくのがよい、と伝えることだと思いますので、今回はそれを先にお伝えいたします。
次の章は必ずしも読まなくてもよいと思いますので、この章の内容だけでも押さえてみてくださいね。

(1)辛い仕事があるときは・・・

上司・先輩にまず相談しましょう。私の場合は昇進試験が苦痛でした。半ば強制的に受けたのですが、自分の意思を伝えることができればよかったなと、今になって思います。
言いにくいことを伝えるときには事前のロールプレイ等、いくつか方法がありますので、そちらは別の機会に取り上げてみたいと思います。
ここで重要なことは、「辛さを相談してみる」、「自分の意思を伝える」ことです。

(2)死にたい気持ちがあるときは・・・

刺激的な言葉になってしまいましたが、ウツになる・ウツから回復する過程では、こういう気持ちも少なからず持ってしまうものです。
環境次第では衝動的に行動を起こしてしまうような、とても危険な状態だと思います。
強烈なサインですが、行動に移してしまう前に親しい人と話をしてみましょう。
家族・恋人・友人・カウンセラーがベストではないでしょうか。
具体的な気持ちを伝えにくいときは、他愛ない会話でもOK。
「気持ちをひとりで抱えこまない」、「気持ちを逸らす」ことが重要です。

(3)原因不明の体調不良が続くときは・・・

該当科で診察を受けても原因が分からないときは、ウツを疑ってみましょう。病院の先生がそういう見立てで精神科・心療内科を紹介してくれることもあるかもしれませんが、私の場合は高熱や扁桃腺の腫れ、心臓の痛み、お腹の不調、肩の凝り等、いろいろな症状が出ていましたが、いずれも原因は不明。でも精神科等への紹介はしてもらえませんでした。
ある程度患者としても疑いを持ってかかり、ウツが要因ということはありませんか?といった投げかけくらいはしてもよかったかなと思っています。
該当科でのセカンドオピニオンももちろん重要ですので、その点もご留意ください。

(4)ウツかなと思ったときは・・・

早めに精神科・心療内科・カウンセリングを受診しましょう。早めの受診で悪いことは一切ありません。
ウツの急性期では上記のような気持ちが出てきたり、体調不良が続いたりします。私の場合はうすうすそうではないかと感じてはいたのですが、朝身体が動かず会社に行けなくなる事態まで受診することができませんでした。
抵抗はあるかもしれませんが、早期発見・早期治療はウツでも基本です。

 

◆イノフジさんのウツ急性期体験談④

ペットロスをボロボロになりながら乗り越えた頃、
会社での仕事もボロボロになってきていました。
集中できない、考えがまとまらないのです。
今思うとウツの症状であるのですが、そのときは自分ができない人間だと思いこんでいました。
いくつか失敗をして、後輩の前で上司からきつく責められたりもしました。
これはちょうど年度が替わる頃で、仲の良かった同期が転勤となるということも重なりました。
昇進試験の辛さや試験の失敗、残業や土日出勤等、隣の部で同じように過ごしてきていたので大きい存在であった同期です。
転勤前は毎日のように飲みに行き、現実逃避をしているようなところがありましたが、
年度が替わったところで、ついに私はダウンしてしまいました。
週の初めと重なっていたと思います。
朝いつも通り起きたのに、出勤の準備ができません。
身体が動かない、と感じました。
上司が出張でいない日だとわかっていたので、執務の方に連絡をして当日休暇をいただきました。
身体が動かない感覚が恐ろしくなり、ウツになったと認めざるを得ない状況になりました。
そこでやっと精神科へ行くことにしたのです。
最初はそれでも抵抗があり、市内のカウンセリングに何カ所も電話をしましたが、当日受けてもらえるところがありませんでした。
精神科・心療内科も何カ所か電話をして、やっと当日診察してもらえるところが見つかったのです。
病院での待ち時間は恐ろしく長く、夜になってやっと診察が受けられました。
診断はやはりウツ。このときは会社をどうするということまでは話ができず、
何かの薬だけもらって帰ったような気がします。

翌朝はまた身体が動かない感覚があり、今度はメールで上司に休暇の旨を連絡。
その翌朝もまた同じような状況でしたが、上司への連絡もできず、無断欠勤をしてしまいました。
ウツと診断されたことを伝えなければと思ったのですが、それもできなかったのです。
上司は心配して自宅まで来てくれましたが、リビングのソファで動くことができず、
警察の方がカギを開けて上司と入ってくるという事態になりました。

こうやって会社側にウツだということが知られ、
何度かの面談を以て長期休暇となったのです。
そこから先は回復期の体験談としてまた次の機会にお話したいと思います。

 

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